◎小麦粉を食べ続けることの影響

毎日の小さな積み重ねも
年数が経つととても大きいものになります。

男子プロテニスのトッププレーヤーのジョコビッチは、
グルテンフリーの食事に変えてから、体が驚くほど変わったそうです。

ジョコビッチの生まれ変わる食事
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彼が子どもの頃、両親はピザとクレープのレストランをされていました。
幼い頃から小麦粉をずーっと食べていたのですね。
体に入れてすぐアレルギー反応が出なくても、
ずーっと年数経ていくうちに体内で蓄積して
あるとき反応があふれ出すことがあります

グルテンフリーの食事にするまでは
試合をしている途中でも呼吸が苦しくなって
しばしばその試合を棄権したほどです。
(本人は小麦粉が原因だとはわからなかったそう)

※現在は、ピザとクレープではなく、グルテンフリーのレストランになっています。

小麦は、歴史上のある時期、
驚異的に生産量が上がりました。
品種改良されて。
「緑の革命」といわれています。
(参考記事は→こちら
そのために世界的な飢餓は大幅に改善されたそうです。

◎人間にとって何を優先するのが大切か

「奇跡のリンゴ」で知られる木村さんは、

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)

「リンゴは農薬なしでは絶対育たない」
といわれたそれまでの常識を覆した方です。
今は、自然農法を全国に広げておられます。
本を読んで、
「りんごの原種はピンポン玉ぐらいの大きさ」
だということを私も初めて知りました。
「生産量を上げるために品種改良を重ねて、今の大きさにした」のだと。
「だから、りんご自体が弱くなって、農薬なしでは育たないのだ」
ということでした。

原種は、何も手入れしなくても、
山で生き生き育ってますからね。

自然の営みに、人間が自分たちの利益のために
意図的に何か手を加えると、
やはりその副産物が自分たちに返ってきます

◎ある日突然コップの水があふれる

私自身は特に食物アレルギーがあるわけではなく、
これまで苦労した経験もないのですが、
顔にブツブツができたときに「何が原因?」と思い返したとき、
「そういえばこのところ毎日麺類ばっかり食べてたな~」
というときがありました。

「同じものを 毎日、少なくない量、食べ続ける」のは、
やはり体にとっては負担がある
ようです。

小麦や乳製品・大豆製品等、
アレルギーが出やすいといわれているものは、
とりわけその傾向にあるようです。

乳牛も、
その目的のために餌にいろんなものが入れられたり、
大量のホルモン剤を打たれている、
と聞いてからは、ほとんど牛乳を飲まなくなりました。

何か特定のものに対するアレルギーがこれまでなかったとしても、
年齢を重ねれば重ねるほど、体内の蓄積は増えていっていますので
(食品添加物や農薬・化学物質など)、

ある日、外から取り入れた何かによって、
反応が引き出される
可能性は、十分にあります。
コップから水があふれるイメージですね。
(パスタ好きの方、要注意▲)

食べるものに限らず、
シャンプーや化粧品や肌に直接触れるものたち。
(最近は羊水がシャンプーの匂いがするケースがあると聞いたことがあります)
体に有毒な物質すべてを毎日の生活から取り除くことはできませんが、

できるだけ入れない工夫や
入れたら出す(デトックス)体にする工夫はできますね。

日々の積み重ねは大きいですし、
体に入れる物、感情、思考は毒にならないものにしましょう。
同時にデトックスも大事です!

◎保育園の給食の除去食はどうする?

保育園の給食で
「食物アレルギー対応」として、
小麦や大豆・乳製品などの代替品を使って、
アレルギーのある子はみんなとは別に作ることが多いですが、

今考えれば、
別に作る手間をかけるより、
みんながその代替品を使ったメニューにしたらよかった
ですね。
蓄積すれば何か反応が出るかもしれない危ない食品を
頻繁に食べる必要はない
です。

子どもたちが、アレルギーを通して、
危険を教えてくれている
のですね。